幼少期、妙な絵を描いていた
わたしに見える景色は、明らかに人と違っていた。
幼い頃はそれがわからなかったが、小学生の頃、それを思い知った。
図画の授業で絵を描くわけだが、いつも妙ちきりんと思われる風景画を描き、
先生から「これは風景画なのだから、その通りに描かなくてはだめよ」と言われた。
わたしは「いや、わたしはその通りに、真面目に描いています!」と訴えてもダメだった。
それから図画の授業は嫌いになったので、わたしの描いた絵は全て捨ててしまったから、ここに残すことはできないが。
母曰く、一人歩きをし始めた頃から、何やら絵を描きだしたらしい。
それもよくらからない、誰にも理解されないような絵だったらしい。
私が描く写実的人物画
それでも、わたしが言いたいのは、わたしにとってこれは「写実画」であるということ。
つまり、わたしは見たまましか描けない。イラストのような絵は描けない。
想像画でもない。
これは私の娘をモデルに描いた人物画。
これを見せると、誰しもが「こんな絵は見たことない」と言う。
これを見て、みんなわたしが想像で描いていると思うかもしれない。
もちろん「人間という物体(あるいは境界線)」は見えている。
そこにこの絵のように色のかたまり、グラデーション、形、幾何学的な模様、光が、人物に重なって見えている。
人によってこの色合い、形、色の濃淡が違う。わたしはこれが面白いと思う。
この色や形について、長年研究してきてわかったことがあるのだが、それはまた今度書く。
幼い頃は、他人には物体だけが見えているということがわからなかったので、
わたしがこうした色や形や光まで描くと、なぜ怒られているのか、まったく理解できなかった。
大人になってからこれは「共感覚」と呼ばれる、珍しくもない脳のシステムの問題ということがわかった。
(私の場合は加えて、自閉症であることもそれを強めている)
音楽を色へ変換する
音楽や会話を聞いたり、童話や書物を読むとき、勝手にそれは風景として現れる。
実際にはないのだから、それは想像だろうと言われるのだが、わたしにははっきりと見えているので、わたしにとってはそこに在るのだ。
これはベートーベンのピアノソナタ「テンペスト」第三楽章を聞いて描いた絵。
音を色や光に変換してしまうのだ。
その他にも、香り、感触、肌感なども、わたしの場合はすべて変換してしまう。
そのため、人間と会話するとき、人間そのものと会話しているというよりは、
雰囲気を色に変換して分析して、何を考えているのかを知るということを無意識でやっている気がする。
とにかくわたしが全てのものを色へ変換することは、日常的で、なにも特別なものではない。
わたしにとってはこれが日常の景色であり、事実だから、これを描くのは写実だと思っている。
わたしはありのままを描きたい。
その色のかたまりを、キラキラ光るその変な生き物を、そのまま描き残したい。
たぶん、その色を知ることで、「自分自身も知らなかった本当の自分」がわかると思う。
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- 何より一生懸命描きます