わたしは発達障害(ASD/ADHD)の診断を受けているが、IQ(知能指数)検査は行っていない。
今回、コンサルタントのワビタンのもとでEQ検査を受けることができ、その結果に驚きだったのでネタにしておこうと思う!
なぜEQ検査を受けたのか
わたしは発達障害であると診断されたとき、「わたしの能力に凹凸がある」ことを知った。
たとえばワーキングメモリーが少なく忘れっぽいとか、算数の処理に時間がかかるという反面、
五感に敏感で、瞬間的に記憶・速読できるという面もある。
平均的な社会では生かしづらい「極振りステータス」(HPを削ってPOWとLUCに極振り)のわたしは、
「人間が定める数値」において、どんなパラメータになっているのか気になる。
いや、むしろ、極振りしているからこそ自分のパラメータを知っておかなければ生きていけないとすら思う。
(とりあえず肉壁役とパーティーを組まなければ)
ほんとうはIQ検査も受けてみたかったのだけど、わたしが住む地域ではすぐにできるところがなかった。
ワビタンがEQ検査を仕事にするようになって、すぐに飛びついた。
わたしは感情がよくわからない
もうひとつ気になっていたことは、「わたしは感情がよくわからない」ということ。
もしかすると発達障害の人のなかには、わたしと同じように感情がよくわからない人がいるかもしれない。
わたしの場合は、自分の感情も、相手の感情も、よくわからない。
たとえば自分が今、嬉しいのか、楽しいのか、驚いているのか、悲しいのか、怒っているのか、恐怖なのか、よくわからない。
先日さちこさんとお化け屋敷へ入って、お化け役の人に「ご指摘」を受けたばかりだ。
「ここは驚いて、走って逃げるところです」という意味だった……というくらいには感情に疎い。
(でもお化け屋敷は大好き)
面白い、楽しい、あたりはまあなんとなく感じることができるかもしれない。
しかしそれ以外はほんとうによくわからないのだ。
誤解しないでほしいのだが、感情がないわけではない。
感情はきっとあるのだが、わたしはそれを認知できないのだ。
このことを他の人に言うと「怒りとか悲しみに鈍いことはむしろいいことじゃん」と言われる。
たしかに怒りや悲しみを感じすぎる人からしたら幸せな能力なのかもしれない。
でもわたしはいつも不思議に思っている。
この人、なんでイライラしているんだろう。
この人、どうして怒っているのだろう。
この人が感じている悲しみ、よくわからない。
なので、非常にリアクションに困るのである。
この悩みは子供のころからずっとずっとあって、もう人と接するのが面倒になって「引きこもり絶対ジャスティス」ということにしている。
幸か不幸か、色は見えた
そもそも他の人の感情がなんであるかは、その人の色を見ればわかった。
わたしには五感で感じたものがすべて色になって見える「共感覚」が生まれつきにあった。
感情の色は一番外側に見える表面的な色で、「顔の色」に現れやすい。
だから顔の色が何色であるか、それを自分なりにパターン化して導き出したのが「感情」だった。
たとえば「赤い顔」は怒っている
「紫の顔」は困惑している
「青い顔」は悲しんでいる
「ピンクの顔」は楽しんでいる
「黄色い顔」は喜んでいる
これ以外にも微妙な色の変化で、機微なニュアンスを捉えることはできる。
ただそれはわたしのなかでは「言葉を理解して、想像した感情」に過ぎないのだ。
自分が感じられることができないので、共感することもできない。
でもとりあえず、その場がぐちゃぐちゃにならないように、話を合わせることはできた。
この人は「ピンクの顔色」だから、わたしは笑っておこう
この人は「赤い顔色」だから、逃げよう、などの対処ができた。
これはわたしの処世術に非常に役に立ったし、現在でもそうしている(笑)
また、顔色だけでなく「字面」「声色」でも色は見えてくるので、感情の把握はいつも色を頼りにしている。
感情がわからないわたしのEQ
さて、そんな感情がよくわからないわたしのEQグラフが非常に凸凹で、とても面白かったので共有する。
テストは設問に答えていくタイプで、回答が終わるとしばらくして結果が送られてくる。
まずわたしの目に飛び込んできたのがこちらのグラフだ。
青・赤・緑は、EQをカテゴリ化したものだろうと理解。
そのなかで、赤だけが飛びぬけており、青と緑は「未開発レベル」だった。
わたしはこれを見て「やっぱり感情も凸凹だった!」と大爆笑した。
上のグラフをさらに細分化したものが上記だ。
わたしが細やかに解説してしまうと、これからEQ検査を受ける人にとってあまりよくないと思うので、さらっとお伝えする。
やっぱり赤だけ飛びぬけている、凸凹だなあ、ということをここでは言いたい。
これを見て、「ああ、会社とかで働かなくてよかった」と思った(ここ大事)。
もしわたしがゲームを操作する画面外のプレイヤー(いわゆる神視点)だったら、こんな極振りパラメータ人材、扱いづらいって!
「〇〇と引き換えにスキル発動!」するタイプ、ボス戦にしかつかえねーのよ。
一般戦闘ではカスだからレベル上がんなくて苦労すんのよ。
ああ、フリーランス魔女万歳!
脳の構造も面白かった
もうひとつ見ていただきたいのがこちら。
こちらはわたしの頭のなかの感情の傾向「EQブレインスタイル」
右脳・左脳と、丸の大小によって、スタイル分けがされるらしい。
わたしは「スーパーヒーロー」タイプ。
損得やリスク管理・スケジュール管理などせず、楽しいことばかりのイノベーションを起こしていくタイプなのだそう。
ワビタン曰く、日本人にはあまりいないタイプ(日本人は保守的・共感力が強い人が多いのだそう)だって。
たしかに、やりたいことしか考えてないかも。
リスクってうーん、なんだろう?
死ぬこと?
EQをもとにどうするか話し合う
このEQの結果をもとに、先日「ワビタン」と「むっちゃん」と一緒に話してみた。
(ワビタンとむっちゃんは私の著書『共感覚の魔女:カラフルな万華鏡を生きる』(現代書館)にも登場する、深層アートではこんな人↓)
おそらく一般的には、会社のチームワークやリーダーシップなどを改善するためには? ということを話し合うのだと思うが
わたしの場合は「人間界(社会)のしくみのなかで生きなくたっていいよね、たまにちらっと顔をだすくらいでいいよね」という結論でまとまった。
(すでにもうそんな生き方なんだけどもw)
わたしとしては、目に見えない感情というもの、子供のころから悩まされてきたそれが、こうしてひとつの指数となって可視化されたことが「嬉しい」。
わたしのステータスに合った生き方が明確化されたからだ。
これを知っても、知らなくても、わたしはわたしであることに変わりはないのだが、より一層「わたし」を知ることができたと思う。
EQ検査の概要
わたしが受けたEQ検査は、わたしのコンサルタントでもあるワビタンが「EQアセッサー」の資格者で、きちんと対応してくれる。
人間関係やチームワーク、リーダーシップでお悩みのかたはぜひ受けてみては。
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