私について
蜜猫
私は山形県の田舎で、自然と共に生きる暮らしをしています。
理由はいくつかあります。
1.私の特性-色の表現者
子供の頃から虚弱体質で、知覚過敏。医師からASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)と診断されました。
私の場合は音・匂い・味・表情などがすべて”色”に見える共感覚者で、その情報量を内に抱え込んでしまいます。
その特性に気付いたのは大人になってからで、それまでは「普通の人と同じ暮らし」をするために「色が見える変な自分」を隠していました。
このままでは自分が壊れると思い、静かな場所で自然に触れあいながら、内側に入ってきた色(私の言う”色”は、音も匂いも味も全て含むので)様々な方法・ツールで表現しています。
2.家族で取り組む栽培
私の虚弱体質やアレルギーを治そうと、家族は趣味で、無農薬・月の暦で野菜の栽培を始めました。
何十年も続いたその趣味は、今では大きな面積に様々な種類の野菜とハーブを植え、たくさん収穫できるようになりました。
私も、土や植物や、畑の生き物に触れることでストレスが緩和し「生きていてもいいんだ」と自身を肯定できるようになりました。
また、自ら育てた野菜やハーブは、特別おいしく、香りも豊かです。
そして命の循環を感じながら調理し、食べることこそ、「生きること」であり「幸せ」だと感じます。
3.緑の魔女の思想
一方、虚弱体質や持病の原因がわからず悩んでいた私は、自然療法やハーブ学にヒントがあると考え、勉強しました。(結局はこれも知覚過敏の多情報処理による疲れやすさだとわかりましたが)
西洋に伝わるハーブ学から、アロマテラピー、魔女学や呪術。
さらにイギリス魔術結社「黄金の夜明け団」の高等魔術儀式やオカルト、占い学、その根底にあるヘルメティック・カバラまで本を読み漁り勉強しました。
こうした学問や体系は「願いを叶える」ためにあるものです。私も自分の病気を治したい一心でした。
しかし私が思ったことは、「この学びを日々実践する暮らし方=生き方が大事なのだ」ということでした。
私の「自然と共に生きる暮らし」は、自然信仰です。
よろずの自然の神々や精霊や妖精など、目に見えないもの(複数形)と共に生きるという「緑の魔女」の思想です。
そもそも人には見えない”色”が見えていたので、”目に見えないものを大事に思う”思想は、私にはしっくりきたのです。
4.エコロジー
私の特性に自信が持てなかった時、イギリス、アメリカ、インドネシアへ行ってハーブや自然について学びました。
願いを叶えるような不思議な術は、先祖代々の料理や調合レシピによって伝えられていました。また、目に見えないものや自然を大事に思うこと、エコロジー精神がありました。
私も自分でできるところからエコロジーを実践しています。プラスチックごみを減らしたい、天然素材を長く大事に使いたい、そう考えると必要以上に物を持たなくなります。
物を持たなくなると心に余裕が生まれ、目に見えないもののことも考えることができました。