わたしは、白がきらい。
白という色の中にいると落ち着かない。
それは、ほとんどの住宅、病院、お店屋さんの壁や天井にある。
それは、だいたいの制服や、体操服、あまつさえ私服でも着る人がいる。
それは、ハレの日の特別でゴージャスな色とも言われる。
どうして皆、白を受け入れることができるのか。
わたしは不思議でならない。
わたしから見ると、白は白ではない。
原色の赤と緑と青と紫の点々で、見ているととても疲れる。
白は、赤と緑と青と紫の点々であるので、自然界にはない。
たとえば雪は、その4色の中で青が強い。
たとえばカモミールの花弁は緑が強いという具合に。
また、その光の反射も気になる。
黒色なら光を吸収してくれるのに、白色は眩しい。
そしてまたその光も、赤と緑と青と紫の点々に見えるから疲れる。
太陽光ならその色の強弱があるから、正確な白色ではない。
だからわたしは自然の色が好き。
「白黒はっきりしてよ」と考える人が多いかもしれないが、
そもそも白色が、本当に白色なのか。
黒色が、本当に黒色なのか。
白がそうであるように、黒も、赤黒い黒や、刺青のような青黒もある。
わたしは反射しない分、白よりも黒の方が見ていて疲れないけれど
おそらく普段目にしているそれらは、必ずしも正確ではないということ。
それにしてもどうして白の方が生活に取り入れられているのか。
精神的に落ち着くという意味なら、木目調のほうが最適だと思うし
メンタルを元気にしたいという意味なら、むしろイタリアやイギリスのカラフルな街並み色のほうがいいのでは。
ビルのようなコンクリートとホワイトを好む人ならわかる。
しかしとりあえず白にしておけ的な万人向けということなら、それは違うと思う。
白が苦手な人は割合多い。だからせめて明度を抑えた白色にしてほしい。
考察
発達障害者の中には、白色が苦手な人が多いらしい。
その中でもASDの人で、視覚過敏傾向な人は「明るさ」が苦手らしい。
- 明るさに対する過敏
- 蛍光灯の光がチカチカ見える
- LEDの光が目に刺さる
- カメラのフラッシュが極端に苦手
- 色に対する過敏
- 繁華街の看板のけばけばしい色が目に刺さる
- コントラストが強いと極端に疲れる
※苦手な光や色、感じ方は人によって異なります。また、苦手な刺激に対して常に症状が出るというよりも、体調が悪かったり、不安が強かったり、予想外の事態が起きた時に症状が強く出る人が多いようです。
※視覚の過敏性はASD(自閉スペクトラム症)の人に多い特性です。ただし、ASDの人の中にも視覚過敏のない人はいます。また逆に、視覚過敏だからといってASDだとは限りません。
視覚が過敏「光」「色」がストレス – NHK より引用
わたしの場合は知覚過敏(五感全てが過敏)で、「色に対する過敏」のほうが感じる。
何が言いたいかというと、明るい色=気分が上がるでは決してないし
「白=清潔・潔白、だからなに?むしろ刺さって気持ち悪い」って子供の頃から思ってましたよー。
また、こんな動画も。白い部屋だから気が狂うというよりも、1色の部屋は平衡感覚を失うようで気持ち悪さがある。
わたしはあまりDaigoを信頼していないが、一応。「白色はストレス」と仰ってる。
白い部屋は精神が落ち着かない?真っ白な部屋へのこだわりをやめた理由
こちらの記事もおすすめ。この記事中にもあるが、確かに子供の積み木やおもちゃはカラフルだ。
病院の壁紙も真っ白ではなくなったかもしれない。(オルゴール音は気持ち悪いけれど)
ところで、わたしは白色を見るとき「赤・緑・青・紫」の点々で見えている。
子供の頃からそれが普通だったので、あとでから「光の三原色」を知ったときに「紫はどこへ!?」と驚愕した。
どうやら紫色はみんなに見えていないのか?
今現在もPCモニタの背景真っ白を見て作業しているが、やっぱり紫色もある。どういうこと。
次回はこれを考えてみよう。
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