わたしは、生まれつき様々なものが色や光に見える共感覚者だ。
そんなわたしが最近感じた、「色のある世界にいたい」とつくづく実感した話。
派手かな?
わたしは編み物の思考リセット作用が好きで、何かしら毎日編む。
その時、自然音を感じながら静かに編むことも好きだけど、何か耳に入れたい時もある。
そんな音は、頭に残るようなものではなく、ただ耳から入って通り過ぎるような音がいいと思う。
音楽を聴く人は多いかもしれないが、わたしは音楽を聴くと音や、歌詞や感情など、様々なものが色に変わるので疲れる。
なのでYouTubeでゆっくりボイスの怖い話とか、編み物をしている人が淡々と日常の話をするラジオが好き。
先日も、編み物系YouTuberのラジオっぽいものを聞いていた。
それは、その人が編んだものを紹介する内容だった。
その人はナチュラル系が好きな人なのか、白やクリーム色、黒、ベージュなど、単色でガーリーな作品が多かった。
唯一、ちょっとテイストが違う作品、どこかで見たことがあるなと思っていたら、それはわたしが大好きなスティーブンのパターンの作品だった。
スティーブンを知らない人のために彼のウェブサイトを貼っておくね。
https://www.westknits.com/
彼は「色の魔術師」と言われていて、作品の色使いが絶妙センス。
わたし的には、彼のお人柄も含めてドストライクなんだけれど。
そのYouTuberさんは、「派手」だと呟いた。
個性だと思う
個人のセンスと感覚なので、派手に感じるかどうかは人それぞれ。
そして、その「色」が実際に似合うかどうかも人それぞれ。
しかも、人によっては好きな色と似合う色が違う場合だってある。
わたしの場合は、嫌いじゃないけど白や茶系が似合わな過ぎて困る。
普段、綿素材の服しか着ないのだが、そういった服はナチュラル人向け=白や茶系が多くて困る。
この方程式はだいたい多数はそうかもしれないが、必ずしもイコールではなく、少数派はどうでもいいらしい。
なのでわたしは自力で綿の服を縫うのだった。
要するに、派手だと感じる人がいるということは、地味だと感じる人もいるわけで。
それは個人の感覚や生活スタイルにもよると思うので、いい。
自分の好きな色でもしくは似あう色で、作ればいいと思うの。
わたしはそれが個性だと思う。
ジャンルの罠
そんなわたしは、これといってまとまったテイスト「○○系」がないな、と思う。
植物を育てて、飾ってにやにやするのが好きだが、ナチュラル系の白~茶系ベースではないし。
オカルトが好きでずっと研究しているが、ホラーやゴシック系のダーク系よりもまろやかな気がする。
そういえばと、Instagramを振り返ると、まとまりがなくとにかくカラフルだった。
「何色が好き?」と聞かれたらとりあえず「青」と答えるが、正確に言えばその時々で好きな色が変化する。
好き、というか、気になる色、かな。
基本的に青が好きなので毛糸棚には青や緑系が多いが、たまにピンクや黄色も編みたくなる。
テイストが決まっていたらラクなのになあ。と思うこともある。
そうすれば飾るにしたってまとまり感があるし、わかりやすそう。
ポケモンみたいに、ひこうタイプとか、みずタイプとか、タイプ別ならわかりやすいもの。
しかし、それは一見するとラクだけど本質からはズレているなとも思う。
たとえばひこうタイプなら、「鳥」とか「虫」と呼ばれるものであって、「でんき」や「こおり」や「いわ」に弱くて、「じめん」と「かくとう」に強いという、特性がある。
でもそれは、名称と特性であって、個性ではない。
「このジャンルに属しているわたし=わたしってそういうもの」ではない、ということ。
全体であって、個ではないということ。
問題は、それを履き違えている、あるいは順序が逆である人が多いということ。
色のある世界
そう考えると、どのジャンルにも当てはまらない微妙なわたしに穏やかな風が吹く。
もしかすると人の個性とは、一言で言い表せないグラデーションのような絶妙さがあるのかもしれない。
そのグラデーションが人それぞれ違うので、それを色で感じてしまうわたしは、本質を見抜いてしまうのかもしれない。
たとえるなら、紅葉のようなもの。
ある一部分は緑で、黄色で、オレンジで、赤で、紫で、ピンクなのだ。たまに枯れている木もある。
たぶん本当はみんなカラフルなのに、無理に全体に合わせようとか、全体になりたいとか思っている。
なんかめんどくさい思考だなと思う。
そんなことより、つくづくわたしは、色のある世界にいたい。
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